今回は、YOUTUBE集客事例ということで飲食店のチャンネルを勝手に解説していこうと思います。
「チャンネルを作ろうと思うんだけど、どんなチャンネルにすればいいかコンセプトが和分からない」
「チャンネルはできたけど全然再生されず、企画に悩んでいる」
「YOUTUBEが集客に使えるということは分かるんだけど、実例が知りたい」
という方に向けて、実際にどのような形でチャンネルを運用すれば伸びるのか?具体例を私が調べてまとめました。
闇雲に動画を投稿しても伸びないのがYOUTUBEなので、今回の実例を参考にチャンネルを構築してみてください。
YOUTUBEは最初のコンセプトで初動から伸びるのかどうかが決まります。
ただその概念は知っていても、実際の伸びた事例が分からなければ動けないですよね。
なので、今後は集客成功事例ということでこのチャンネルで、実際に登録者が伸びているチャンネルを紹介していきます。
では、いってみましょう。
ネガティブ訴求
まずは飲食店という大枠で、最近はどんなチャンネルが伸びているのか?見ていきます。
具体的には3か月以内にできたチャンネルで、投稿数も30本以下で登録者が1000人超えているようなチャンネルですね。
また直近の再生数なども見ていきます。
このチャンネルは、登録者が38880人で丁度1か月前にできたチャンネルのようです。
19本投稿で、人気順に並べると一番再生されている動画が9万再生を超えています。
切り口は
・飲食店の閉店ラッシュ
というネガティブ訴求です。
人間は利益を獲得するということよりも損失に反応します。
うまいですね、サムネのおどろおどろしい感じも思わずクリックしてしまうかと思います。
飲食店をしているのであれば誰もが感じるであろう不安をうまく拾っているので、今後さらに伸びるなと思いました。
このような切り口を見つけたら、他の飲食店のチャンネルも見ていきます。
こちらは飲食店経営の6万人いるチャンネルですが、
・飲食店が潰れる
という切り口の動画が3日前に投稿してすでに11万再生を超えています。
他の動画が1万いかないぐらいというのと、登録者以上再生されているということで、やはりこの切り口に多くの方が興味があるのが分かりますね。
さらに他のチャンネルも見ていくと、
・飲食店の厳しい現状3万再生
・協力金バブル3000再生
他の動画は平均100再生の中で、ネガティブ訴求が強いですね。
「控え目に言って地獄」というサムネのフレーズはさきほどの動画でも使っていたので、こちらは1か月前、さきほどの動画は6日前なので、流れとしては
・異常値のある動画を発見する
・サムネを寄せる
という形で再生数がとれていることが分かります。
ちなみに、この元となったチャンネルの登録者は372人であり、直近のアベレージは100を切っているので、YOUTUBEは切り口勝負と言えますね。
1か月前に「控え目に言って地獄」という飲食店閉店ラッシュのヒットを出しても、需要と供給がマッチしただけでチャンネル自体のコンセプトに視聴者がきたわけではないので、通常出す動画のコンセプトがそれに寄っていないと再生回数を維持するのは難しいということです。
ということは、後発でも視聴者のニーズを汲み取ることができれば、YOUTUBEは十分戦えるということですね。
こちらのチャンネルは登録者2410人ですが、直近の動画が一番再生されています。
切り口は
・赤字の売上報告
で他の動画が1000再生を切っているにも関わらず、一番直近のこのが5000なのでヒットといえます。
ネガティブ訴求の派生で、ドキュメンタリーという形ですね。
ドキュメンタリーは何も赤字である必要はないですが、怖いものみたさだったり興味性が高いのでクリックしてしまうということです。
こちらのチャンネルは1400人の登録者で、人気のアップロード順に並べてみました。
1位と2位は飲食店のノウハウ系ですが、1年前の動画です。
4位はコラボで、注目は3位です。
2か月前の動画にも関わらず3位で、これまた赤字の売上報告です。
こういった形で、赤字報告で他のチャンネルはどうなんだろう?と見ていき、再生数があるという証拠を集めていくイメージですね。
またこのチャンネルが上手いのは、店自体が赤字というよりエアコン買い替えで110万円という風にかいているので、どうにでもコンテンツが作れそうですね。
これは1170人の飲食系のチャンネルで、人気のアップロード順に並べてみました。
飲食店の事業再構築チャレンジの動画が一番再生をとっています。
ちなみに普段のアベレージは100再生ぐらいなので、やっぱり飲食店はこれ系の切り口が伸びることが確認できますよね。
以上のように、基本的にネガティブ訴求はどのジャンルにおいても強いです。
また1つのチャンネルで良い切り口を見つけたら、他のチャンネルを見ていき異常値を探していくことで、より角度の高い切り口を見つけていくことが可能になります。
サムネ映えを意識する
さて、次はサムネ映えを意識して異常値を探していきましょう。
こちらは他の動画が1万再生を切っているにも関わらず、60万再生です。
異常ですね。
デカ盛り!メガ盛り!とタイトルに入っている通り、デカいです。
人気のアップロード順に並べてみると、
1位はサムネにデカ盛り
2位はサムネに大量の卵
3位はサムネにデカうまい
4位はサムネにデカ盛り
5位はタイトルにボリューム
6位はさきほどの動画
というように、とにかくデカいのが人気のコンテンツであると分かります。
サムネ映えはもちろんですが、デカいという切り口自体興味性が高いことが分かりますね。
他のチャンネルも見ていきましょう。
5330人のチャンネルですが、人気順に並べると、サムネ映えする大量のご飯が並びます。
圧巻のサムネですね。
このようなチャンネルを見つけた場合、古い順に並び変えて初期からヒットした流れを確認していきましょう。
古い順にすると、動画4本目で初めて1万再生を超えていることが確認できました。
ここでタイトルに「デカ盛り」と入っているので、ヒットの傾向は出ていますね。
つまりYOUTUBEの初期は、ヒットする角度を見つけることに全振りすることが重要ともいえます。
この再生するコンテンツの切り口を見つけてしまえば、あとは同じ角度のコンテンツを量産することで認知はとれるということですね。
またこちらのチャンネルは登録者2040人で、デカ盛りの動画だけ突出しています。
飲食のチャンネルではないにも関わらずこれだけ再生されているということは、このデカ盛りの切り口自体に需要があるということが分かりますね。
特にチャンネル自体のジャンルが違うにも関わらず、ポっとある切り口だけ再生されているというのはチャンスです。
もちろんチャンネルの目的にもよりますが、シナジーがあるのであればこれだけ再生されるのであればチャンネル自体をデカ盛りにすればヒットは量産できますね。
YOUTUBEはチャンネル名でも検索できますので、例えばデカ盛りでチャンネル検索してみます。
ありました。
登録者4人ですが、最初から1000再生を超えています。
YOUTUBEをやったことがある人なら分かるかと思いますが、投稿数3本で、1000再生を超えているわけなので、このチャンネルはこの方向性でいけばそのまま伸びていくことが予想されます。
4か月前で更新止まっていますが、じゃあこれを見ている例えばラーメンのお店をやっている人がいれば…そのままデカ盛りラーメンという切り口でモデリングすれば、それなりに伸びていくことが予想されますよね。
他にも、登録者698人のパンのチャンネルですが、人気順に並べると、ホームベーカリーと手ごねで作るという切り口が人気なのが分かります。
サムネの構図もいっしょですね。
このように、ある程度投稿すると自分のチャンネルでの人気のサムネの構図や切り口というのが分かってきます。
このチャンネルは登録者457人ですが、人気順に並べると「誰でもできる」という切り口が人気なのが分かります。
普段の動画のアベレージが100ないので、1万再生超えているのは異常値ですよね。
私であれば、誰でもできるということプラスサムネ映えを狙ってデカ盛りにしちゃいますね。
またこちらのチャンネルは登録者22人ですが、誰でもできるという切り口の動画だけ605再生をとっています。
他の動画は100を切っているので、やはり誰でもできるという切り口は人気ということが分かります。
なので、チャンネル自体に誰でもできるという文言を入れてしまい、コンセプトもそれに寄せて、さらにサムネ映えする要素を加味してチャンネルを構築すれば手堅くある程度は再生数がとれるのではないでしょうか。
ゆっくり系から持ってくる
ゆっくり系はアドセンスの報酬でチャンネルの外注費を捻出しているので、必ずニーズのあるところから企画を構成しています。
ゆっくり系は目的が再生数なので、再生数が見込めると思ってコンテンツを投下していくわけです。
よって、例えばグルメ系のゆっくりチャンネルの人気順に企画を見ていき、受容のありそうな切り口を探していきましょう。
登録者16万人で
・1位インドカレー屋はなぜ潰れないのか?113万再生
・2位山岡家のラーメンの中毒性108万再生
と、ヒットコンテンツがありました。
これら2つの切り口がねらい目ということですね。
インドカレー屋はなぜ潰れないのか?という切り口で、YOUTUBE上を見ていきます。
こちらも16万登録で71万再生。
再生数が登録者の4倍です。
インドカレー屋はなぜ潰れないのか?という切り口自体は再生回数がとりやすいことが分かりますね。
またインドカレー屋という風に検索すると、サジェストで上位に出てきます。
YOUTUBEを見るに、第三者がインドカレー屋の潰れない理由を解説している動画が多く、インドカレー屋を経営している本人が解説しているコンテンツがあれば100%伸びますね。
以前、さおだけ屋はなぜ潰れないのか?という本が売れていましたが、このように皆が気になっているけど分からないことというのは動画にすれば伸びますね。
次は山岡家です。
登録者3130人で9633再生で3倍、まわっていますね。
登録者846人で5.1万再生、こちらはなんと59倍です。
登録者743人で7365再生で約10倍。
ゆっくり系で伸びていたのは山岡家の中毒性ということでしたが、伸びているのは山岡家の裏技系です。
そこで、サジェストをみてみましょう。
「山岡家 裏ワザ」としっかりとサジェストにありますね。
つまりサジェストで1つずつ検索していき、ヒットコンテンツがあればそれを模倣することで、精度高く再生数をとることが可能ということです。
ゆっくり系の伸びている企画から探していきましたが、あなたの参入しようとしているジャンルで同じ手法でヒットコンテンツを量産することが可能です。
例えばゆっくり系で、登録者3万人で25万再生のコンテンツがありました。
登録者の約8倍まわっているので、ヒットコンテンツといえます。
昭和レトロなアイスという切り口ですね。
同じく、昭和レトロなアイスで6200人登録で2万再生、登録者に対して約3倍まわっています。
懐かしい食べ物という切り口が有効だと思いますが、なんと登録者4人で1709再生まわっている動画もありました。
分かりますか?
登録者4人でも、勝てる切り口があれば再生はまわります。
このチャンネルを見てみると、もう2投稿でもう1本はハリーポッターで全然昭和レトロ関係ない動画になっています。
ということは、このコンテンツ自体に需要があるということが分かりますね。
昭和レトロの再生が回るというのは、もちろんアイスだけではありません。
登録者3090人で3万4千再生、10倍まわっています。
YOUTUBEで昭和世代が懐かしめる切り口は人気ということですね。
登録者225人で、7554再生で33倍です。またこの動画になると、地域というのを入れているので地域プラス昭和というコンテンツでも十分戦えるということが証明されています。
ということは、飲食店は各地域にあるわけですから、より独自性の高いコンテンツを作ることが可能であればヒットは狙えますね。
まとめ
このように、異常値を探しながら
・ネガティブ訴求
・サムネ映え
・ゆっくり系
ということで、飲食店の集客事例を元に解説していきました。
YOUTUBE上でまだまだ隙がある切り口、ポジションというのはあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。